恋人の聖地 宇多津町 平成相聞歌

過去の結果

第10回(平成28年度)結果発表

≪第10回(平成28年度)テーマ≫

最優秀賞

地下鉄の 出口で恋と ぶつかった

石関恵子

選評

地下鉄の出口でぶつかった途端に人目惚れ。この偶然の出会いを「恋とぶつかった」と表現し巧みです。(田中)
恋は、であいがしら。一目ぼれのようなもの。具体的な場所で表現していて、絶妙です。(水野)

最優秀賞イラスト

平成28年度の最優秀賞「地下鉄の 出口で恋と ぶつかった」を元に、本多 彩江さんが香川短期大学在学中にイラストを作成しました。

※画像をクリックすると、大きな画像でご覧いただけます。

優秀賞

カラフルな金平糖に似てる恋 つんつんしていてそれでも甘い

蒼空

選評

「金平糖のような恋」、新鮮でオリジナリティがあり、素敵です。「つんつん」に純粋さと若さをかんじます。(田中)
金平糖にたとえられた恋。甘いだけでなく尖ったところがあるのが面白い。(水野)

初めての フェリーで今から 向かいます あなたの街の あなたのところ

選評

素直で、初々しい歌。「あなた」のリフレインから「あなた」に寄せる気持ちの強さが伝わってきます。(田中)
初々しい気持ちが、どきどき感と一緒に伝わってきます。(水野)

放課後の 夕陽射し込む 下駄箱で オレンジ色に 光る恋文

酒井具視

選評

恋文が発光しているようだと詠う。2句の夕陽が「光る恋文」を説得力のあるものにしました。(田中)
放課後、下駄箱、恋文・・・と手なれた作者の仕掛けにはまってしまいます。(水野)

特別賞

今日こそは恋のささやき聞けそうな予感に白いイヤリングする

汐海 岬

選評

「白いイヤリング」の白が決め手。お洋服も白だったのでしょうか。白から、ウエディングドレスを連想します。(田中)
白いイヤリングをする女ごころが切ないです。(水野)

終電の君と別れて月を蹴る

やちん

選評

楽しいデートだったのでしょう。ヤッターの喜びにみちた「月を蹴る」ですね。(田中)
こちらは、男ごころ。「月を蹴る」のは寂しいからでしょう。うまい表現です。(水野)

告白は まだかと月が 笑ってる

酒井具視

選評

遅々と進展しないもどかしい2人を、客観的に詠んだ句。(田中)
自虐ネタ。勇気を出してください。お月さまの擬人化が巧みです。(水野)

欲しい物? 彼のハートを 開ける鍵

はるやす

選評

まだ彼のハートをつかんでないのですね。「開ける鍵」は、あなたの瞳かもしれませんよ。(田中)
いま一番欲しい物を「彼のハートを開ける鍵」と言い切った潔さ!!恋のいちずさです。(水野)

年なんて 関係ないよ ひまわり笑う

れっくす

選評

おおらかな夏の恋。ひまわりに後押しされましたね。(田中)
ひまわりの擬人化。夏を代表するひまわりの言葉。恋の季節は夏です。(水野)

たいせつなたったひとりになりたいよ 雨の匂いが残るワイシャツ

えむ

選評

ドラマのある歌。突然の雨がふたりの距離を縮めたのでしょうか。「雨の匂いが残るワイシャツ」が抒情的。(田中)
前半の気持ちが、後半の「雨の匂いが残るワイシャツ」という具体性によって生き生きと立ち上がってきます。(水野)

君だけは 避けれぬ恋の 避雷針

酒井具視

選評

恋する気持ちは、どうしようもありませんね。(田中)
雷にうたれたような恋といいますが「避雷針」は作者のひらめき。才気が感じられます。(水野)

どこまでも 走りたくなる 夏の恋

りのんぱ

選評

「夏の恋」が「走りたくなる」を、しっかりと受け止めています。(田中)
この情熱、激しい感情をストレートに表現しています。(水野)

「逢いたい」とメールがあった日の朝は洗いざらしのジーンズをはく

安樂カフカ

選評

清潔な素のままで逢いたいという気持ちが、「洗いざらしのジーンズ」の具体で表現されています。(田中)
嬉しい気持ちと、お気に入りのジーンズの感触がよくマッチしています。(水野)

恋人の 聖地で歩む 海岸の 焼きつく夕陽 君と一緒に

流歩詩

選評

恋人の聖地・宇多津。二人で見た夕陽はきっと幸せをもたらすことでしょう(田中)
恋人の聖地、海岸、夕陽と情況設定がばっちりです。(水野)

四国新聞社賞

ラムネ飲み 昭和の恋を 懐かしむ

すずちゃん

クレッシェンド、またクレッシェンド木漏れ日を踏んであなたに会いに行くとき

えむ

心にズン!  ふるえて尋ねた 君の名は?

荒井良明

南方に 母の恋散り 目がうるむ

服部千鶴子

お化粧の時間ちょっぴり長くなり洗面台に気づかれた恋

汐海 岬

香川短期大学賞

#(ハッシュタグ) つけて拡散 この想い

田中克則

ママが好き 冷凍保存 できたらな

もものたねこ

「好き」と告げ フラれて気まずくなるよりも ふざけて笑う 今を選んだ

ちゃお

身長差 歩幅合わせる 初デート

土生洋子

風呂場から 娘の鼻歌 ふんふんと 楽しそうだね 恋しているの

安藤照子

選考委員について

平成相聞歌の選考委員の先生を紹介させていただきます。(50音順 敬称略)

  • 木村 日出夫(俳人)
  • 田中 美智子(歌人)
  • 水野 ひかる(詩人)
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